ぎっくり首を繰り返していた頃
私は以前、ぎっくり首を繰り返していました。
最初は、子どもを肩車していた時です。首が「ゴキッ」となり、そこから強い痛みに襲われました。
頭を動かすのも手で支えないとつらい。寝ていても痛い。湿布や痛み止めでも、すぐには変わりませんでした。
病院でレントゲンを撮ると、ストレートネックと言われました。
頚椎カラーをつけて仕事をしていた時期もあります。
利用者さんから「大丈夫?」と心配されるたびに、作業療法士として正直つらい気持ちがありました。
でも今は、ぎっくり首を繰り返していません。
私が変えたのは、首だけを見ることではなく、姿勢全体から体を整えることでした。
寝違えは、きっかけに過ぎない
ぎっくり首は、ある日突然起きたように感じます。
しかし実際には、その前から首に負担が積み重なっていた可能性があります。
「ラクダの背を折る最後の一本の藁(The straw that broke the camel’s back)」という西洋のことわざがあります。
小さな負担でも、限界まで蓄積した状態に加われば、大きな結果につながるという意味です。
寝違えは、その最後の一本の藁だったのかもしれません。
大切なのは、最後のきっかけだけを見ることではなく、なぜそこまで首に負担が積み重なっていたのかを見ることです。
頭が前に出ると、首はずっと頑張り続ける
頭はだいたい5〜7kgあると言われています。
5〜7kgの重りを、一日中腕で持ち続けることを想像してみてください。きっと腕は疲れ、筋肉も硬くなります。
頭が前に出ている時、首では同じようなことが起きています。
- 重たい頭を首が支える
- 首の筋肉が働き続ける
- 筋肉が硬くなる
- 血流が悪くなりやすい
- 痛みが出やすくなる
だから、ストレートネックや首の痛みでは、首そのものだけでなく、なぜ頭が前に出てしまうのかを考える必要があります。
首の下には、胸椎、腰椎、骨盤がある
ストレートネックと言われると、頚椎だけに注目しがちです。
しかし首の下には胸椎があり、その下には腰椎、さらに骨盤があります。
体はバラバラではなく、つながっています。
骨盤が前に傾くと、体はバランスを取るために腰を反らし、さらに頭を前に出して姿勢を保とうとすることがあります。
電車をイメージすると分かりやすいです。
先頭車両が曲がれば、後ろの車両もついていきます。体も同じで、骨盤の傾きは背骨や首、頭の位置に影響します。
骨盤を支えているのは股関節まわりの筋肉
骨盤は、骨だけで安定しているわけではありません。
股関節まわりの筋肉に支えられています。
一部の筋肉が硬くなる。一部の筋肉がうまく働かない。
その結果、骨盤の位置が崩れ、背骨の配列や頭の位置にも影響が出ることがあります。
首が痛いから首を見る。これはもちろん大切です。
ただ、首がなぜ頑張らされているのか。そこまで見ることで、繰り返す痛みの見え方は変わります。
私が続けてきたこと
私は7年間、ほとんど毎朝、姿勢を整える体操を続けています。
時間は20〜30分ほど。その日の体に合わせて、内容も少しずつ調整します。
大切なのは、完璧にやることではありません。
首だけをどうにかしようとするのではなく、股関節、骨盤、背骨、首までを一つのつながりとして整えることです。
首だけを見ない。体全体のつながりから見る。
その積み重ねで、私はぎっくり首を繰り返さなくなりました。
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遠方の方や、まず姿勢とのつながりを知りたい方は、オンラインでの相談も可能です。
画面越しに姿勢を見ながら、痛みと体のつながりを一緒に確認します。
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福岡市で、訪問型の姿勢ケアを行っています。
「もう仕方ない」と感じている方こそ、一度ご相談ください。
首の痛みを繰り返すなら、首だけを見る前に。
姿勢から見直すことで、体は変わるきっかけをつかめます。





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