揉むのは、いつも右腰。
椅子から立つときに、手を当てるのも右腰。
ほぐすと楽になるのに、歩き始めるとまた同じ場所がつらくなる。
そんなことを繰り返していませんか。
こうしたとき、私が確認したいのは、「なぜ、右腰ばかりに負担が集まるのか」です。
痛い場所の状態とあわせて、立ち方や歩き方、骨盤と股関節の動きを見ていきます。
右腰をほぐしても、またつらくなるとき
つらい場所をほぐして、一時的に楽になる。
それ自体は、大切な変化です。
ただ、楽になったあとも同じ動作で痛みが戻るなら、その動作の中で何が起きているのかを確かめたいところです。
たとえば、立ち上がるときに片側へ体を寄せていないか。
立っているとき、いつも同じ脚に体重を預けていないか。
歩くとき、左右の股関節の動きに違いがないか。
右腰の硬さだけでなく、右腰が支え続けるような体の使い方になっていないか。
私は、そこまで含めて見ていきます。
腰とあわせて確認する、骨盤と股関節
立つ、歩く、椅子から立ち上がる。
こうした動作では、腰だけでなく、骨盤や股関節も一緒に動きます。
私のケアでは、次のような点を確認します。
- 骨盤の向きや傾きに、どのような特徴があるか
- 左右の股関節が、どのくらい動くか
- 立つときに、左右の脚へどう体重をかけているか
- 立ち上がりや歩き始めの、どの場面で右腰がつらくなるか
その中で見る筋肉の一つが、腰の背骨と太ももの骨をつなぐ大腰筋です。
大腰筋の働きに左右差があり、骨盤の傾きも見られる方では、その状態を右腰で支え続けていないかを考えます。これは、実際の姿勢や動作を確認しながら検討する見立ての一つです。
「右側が痛いから大腰筋が原因」「骨盤が傾いているから腰痛になる」と、痛む場所や見た目だけで決めることはしません。
ケアの前後で、立つ・歩くを確かめる
姿勢と痛みの訪問ケアでは、お話を伺い、姿勢や動作を確認したうえで、その方に合わせたケアや体操を取り入れます。
そして、体操をして終わりではありません。
もう一度立ってみる。
椅子から立ち上がってみる。
無理のない範囲で、少し歩いてみる。
右腰のつらさだけでなく、体重のかけやすさや動きやすさがどう変わったかを、ご本人の感覚と一緒に確認します。
目指すのは、右腰だけが頑張り続けなくても、立って歩ける体です。
日常生活の中でも取り組める方法を、一緒に探していきます。
医療機関への相談が必要な場合
腰痛にはさまざまな原因があります。痛みが続く、日常生活に支障がある場合は、医療機関にもご相談ください。
急に強い痛みが出た、発熱を伴う、急速に悪化する場合は、早めの受診が必要です。両脚のしびれや力の入りにくさ、股の周囲の感覚低下、尿が出にくい・尿や便が漏れるなどの変化を伴う場合は、すぐに救急受診してください。
参考:
NHS「Back pain」
オンライン相談のご案内
遠方の方や、まず姿勢とのつながりを知りたい方は、オンラインでの相談も可能です。
画面越しに姿勢を見ながら、痛みと体のつながりを一緒に確認します。
体験のご案内
福岡市で、訪問型の姿勢ケアを行っています。
「もう仕方ない」と感じている方こそ、一度ご相談ください。
いつも同じ右腰がつらい。
その繰り返しを、体の使い方から一緒に見直してみませんか。
姿勢と痛みの訪問ケア
川﨑賢人/作業療法士・姿勢調整スペシャリスト(PAS)



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