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なぜ肩こりは、揉んでもまた繰り返すのか?

なぜ肩こりは、揉んでもまた繰り返すのか?

肩こりで悩んでいる方は、とても多いです。
つらくなると、「揉んでもらいたい」「ほぐしてもらいたい」と感じることもあると思います。

実際、揉んでもらうとその時は楽になります。
でも、少し時間が経つとまた重だるくなる。
また痛くなる。
また肩を揉んでほしくなる。

この繰り返しには、理由があります。

結論:頭が前に出ている可能性があります

肩こりを繰り返す方の多くに見られるのが、頭が前に出ている姿勢です。

一度、ご自身の姿勢を横から見てみてください。
鏡でもいいですし、誰かに横から写真を撮ってもらっても構いません。

本来、頭は背骨の上に乗り、骨で支えられているのが自然です。
しかし頭が前に出ると、骨だけでは支えにくくなります。

その結果、首や肩の筋肉が、重たい頭をずっと支え続けることになります。

頭は、5kgのダンベルのようなもの

頭の重さは、平均で約4〜6kg。
体重の約10%とも言われています。

5kgのダンベルを手に持って、肘を少し曲げたまま過ごすとどうなるでしょうか。

最初は大丈夫でも、だんだん腕がきつくなってきます。
そのまま一日中過ごせば、強い筋肉痛のような状態になると思います。

肩こりも、これに近いことが起きています。

頭が前に出ている状態は、首や肩の筋肉が、重たい頭を支え続けている状態です。

揉むと楽になる。でも、また戻る理由

筋肉に力が入り続けると、血管も圧迫されやすくなります。
血流が悪くなると、酸素や栄養が筋肉に届きにくくなります。

すると筋肉は回復しにくくなり、重だるさや痛みとして知らせてくれます。

マッサージを受けると、筋肉は一時的に柔らかくなります。
血流も良くなり、その時は楽になります。

これは悪いことではありません。

ただし、頭が前に出た姿勢のままであれば、また同じように首や肩の筋肉が頑張ることになります。

ダンベルを持った腕を揉んでも、そのあとまたダンベルを持ち続ければ、また痛くなる。

これが、肩こりが揉んでも繰り返す理由です。

肩こりなのに、なぜ骨盤を見るのか

大切なのは、肩だけを見ることではありません。

頭が正しい位置に戻れば、骨で支えやすくなります。
筋肉が必要以上に頑張らなくてよくなります。

では、なぜ頭が前に出るのでしょうか。

ここで大事になるのが、骨盤です。

骨盤は体の土台です。
私たちの体は、ひとつひとつが連動しています。

電車の連結をイメージするとわかりやすいです。
先頭車両が曲がると、後ろの車両もそれに合わせて動きます。

体でいうと、先頭車両のような役割をしているのが骨盤です。

骨盤の角度が崩れると、背骨のカーブも変わります。
背骨の上にある頭の位置も変わります。

だから肩こりなのに、骨盤を見る必要があるのです。

簡単な姿勢チェック

簡単な目安として、壁に立ってチェックしてみてください。

壁に背中を向けて立ち、腰のカーブのところに手を入れます。

  • 手がまったく入らない場合:骨盤が後ろに倒れている可能性があります
  • 手がスカスカ入る場合:骨盤が前に倒れすぎている可能性があります
  • ちょうどいい目安:手が入るか入らないかくらい

もちろん、これだけで完全に判断できるわけではありません。
ただ、ご自身の姿勢に気づくきっかけにはなります。

肩こりは、肩だけの問題ではありません

肩がつらいと、どうしても肩を揉みたくなります。

でも、肩こりを繰り返している場合、肩だけに原因があるとは限りません。

  • 頭の位置
  • 背骨のカーブ
  • 骨盤の角度
  • 体全体のつながり

そこまで見ていくことで、肩こりの見え方は変わります。

揉んでもすぐに戻る肩こりは、「もっと強く揉めばいい」という話ではありません。

なぜそこに負担がかかり続けているのか。

そこを見ることが大切です。

姿勢を整えるということは、筋肉を無理に頑張らせるのではなく、体が本来の位置で支えられるようにしていくことです。

体験のご案内

福岡市で、訪問型の姿勢ケアを行っています。
「もう仕方ない」と感じている方こそ、一度ご相談ください。

「肩こりはいつものこと」と諦める前に、一度だけ。
肩も、体も、姿勢から変えられる可能性があります。

川﨑賢人

川﨑賢人

作業療法士歴18年。姿勢改善・痛みケアを専門に活動。制度リハではなく、“本当に良くなる再教育”を届けています。維持ではなく改善へ。その一歩を一緒に踏み出します。

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